「寿命が長い都道府県」ランキング：長寿と短命の理由とは？

青森県の平均寿命が短い理由

一方で、最も平均寿命が短いのは青森県であり、男性は10回連続、女性は5回連続で最下位に位置している。この問題は長年の課題とされている。

青森県の平均寿命が短い理由として、いくつかの要因が挙げられている。まず、生活習慣が大きな問題で、喫煙率や飲酒率が高く、塩分摂取も多い。また、野菜の摂取が少ないことも影響を及ぼしていると田辺氏は指摘している。これらの生活習慣ががんや心疾患、脳卒中など主要な死因のリスクを高める。

さらに、健康診断の受診率が低いことも問題視されている。弘前大学の中路重之らによる研究では、男性が最も長寿の県と青森県との平均寿命の差は大きく、あらゆる世代で死亡率が高いことや、主要死因の死亡率も高いと報告されている。

この研究は、さまざまな生活習慣や食習慣の問題を挙げ、健診受診率の低さや通院の難しさも課題であると述べている。